HOME / distributions / Debian / bullseye Last updated 2022/10/11 23:26 JST

Debian 11 (bullseye)
Debian GNU/Linux Bullseye (最新の安定版) に関する FAQ/Tips です。
  1. Debian 11 リリース情報について
  2. ダウンロード
  3. リリースノート
  4. インストールガイド
  5. 必要な最低限のハードウェアは?
  6. デスクトップに必要な空き容量は?
  7. インストールの手順について
  8. d-i (preseed) を使ってインストールする場合
  9. calamares を使ってインストールする場合
  10. amd64-netinst.iso が起動しません (レガシー PC) (2022-10-10 対処法追記)
  11. 標準の日本語入力とその変更方法について
  12. root アカウントがありません
  13. sudo が使えないようにするには?
  14. デスクトップにゴミ箱がありません
  15. Firefox に余分なロケールが大量にあって困ります (debian-live 2021.11.25)
  16. LibreOffice に余分なロケールが大量にあって困ります (debian live 2022.06.17) - Fixed
  17. Evolution を削除すると勝手に Thunderbird がインストールされる (debian-live 2022.09.30)
  18. apt-key が廃止予定になりました
  19. 起動時のスプラッシュ画面を変更するには? (debian-live)
  20. ニュース記事 (外部リンク)

Debian 11 リリース情報について

Debian 11 (bulleseye) の初版 (バージョン 11.0) は 2021年8月14日にリリースされました。プレスリリース (press release) の日本語訳ページを作成したのでご参照ください。
 Debian bulleseye に関するリリース情報 - https://www.debian.org/releases/bullseye/index.html (*英語ページです)

ダウンロード

Debian 11 (bullseye) のダウンロードは次のページを見てください。インストール時にインターネット接続環境は要りません。
 Live/インストールイメージ: https://www.debian.org/CD/live/index.ja.html

インストールメディアの入手先:
インストールのための CD/DVD イメージのダウンロードは https://www.debian.org/releases/bullseye/debian-installer/ より可能となっています。
また、従来から配布されてきた netinst.iso も用意されています。これはインストールだけの目的で利用される、ネットワークインストール専用の ISO イメージで、CD に収まるような小さなサイズです。次のアドレスより入手できます。
 netinst イメージ: https://www.debian.org/CD/netinst/index.ja.html

リリースノート

リリースノート (64 ビット PC 用)の日本語版は次のアドレスにあります。
https://www.debian.org/releases/bullseye/amd64/release-notes/index.ja.html

その他の用途には次のページから各種リリースノートを選択できます。
https://www.debian.org/releases/bullseye/releasenotes

インストールガイド

インストール向けに、次の詳しいマニュアルが用意されています。
https://www.debian.org/releases/bullseye/amd64/index.ja.html

Debian Bullseye インストールガイドが用意されています。  -https://www.debian.org/releases/bullseye/amd64/index.ja.html (64 ビット PC 用)  -https://www.debian.org/releases/bullseye/i386/index.ja.html (32 ビット PC 用) その他のアーキテクチャー用のインストール・ガイドは https://www.debian.org/releases/bullseye/installmanual のページより検索できます。

必要な最低限のハードウェアは?

インストールタイプ RAM (最小) RAM (推奨) ハードディスク
デスクトップなし 256 メガバイト 512 メガバイト 2 ギガバイト
デスクトップあり 1 ギガバイト 2 ギガバイト 10 ギガバイト

 出典: https://www.debian.org/releases/bullseye/amd64/ch03s04.ja.html#idm596

デスクトップに必要な空き容量は?

標準 (standard) インストールの 971MB に加えて、タスク (デスクトップなど) をインストールするには、ディスクの空き容量が以下のとおり必要です。

タスク インストールサイズ (MB) ダウンロードサイズ (MB) インストールに必要な空き容量 (MB)
デスクトップ環境      
  • GNOME (デフォルト) 2790 786 3576
  • KDE Plasma 4122 1212 5334
  • Xfce 2187 621 2808
  • LXDE 2271 653 2924
  • MATE 2574 711 3285
  • Cinnamon 4197 1251 5448
ウェブサーバ 44 11 55
SSH サーバ 2 0 2

英語以外の言語でインストールする場合、tasksel地域化タスク を自動的にインストールします。ダウンロードとインストールで最大 350MB 必要です。(出典: https://www.debian.org/releases/bullseye/amd64/apds02.ja.html )

インストールの手順について

Debian 11 では、プレスリリースで紹介しているように3通りのインストール方法が選択可能です。
1つ目は、従来のインストーラ (d-i) によってすべてインターネット経由でインストールする方法です。
2つ目は、amd64-DVD-1.iso を利用する方法です。この方法が1つ目と異なる点は、ネットワークインストールに加えて、ローカルインストール(スタンドアローン)にも対応できることです。そのため、ダウンロードするファイルサイズが 4GB 近くもあります。標準ではローカルインストールを行うように設定されています。
3つ目は Calamares によるローカルインストールを行う方法で、Debian Live 11 ではこちらが標準に設定されています。 この DVD.iso イメージには d-i と Calamares という二つのインストーラーが同梱されているので、好きな方を起動直後のオプションメニューから選択して実行できます。

以下、d-i を使う場合と Calamares を使う場合とで、それぞれのインストールの流れをスクリーンショットと共に追ってみます。

d-i (preseed) を使ってインストールする場合

d-i (debian-installer) はデビアンで最初に開発された歴史あるインストーラです。正式名は preseed です。このインストーラは手順が多い半面、非常に自由度が高いので柔軟で詳細な設定を行うことができます。各操作画面には詳しい説明があるのであまり心配要りませんが、特に気を付けるべき場面を抜粋して掲載します。以下の手順とスクリーンショットは、debian-11.5.0-i386-DVD-1.iso を使ったときのものです。
 
passwd_root-password_0.png
 
passwd_user-password_0.png
 
partman-auto_select_disk_0.png
 
partman-auto_init_automatically_partition_0.png
 
partman_choose_partition_0.png
 
mirror_http_mirror_0.png
この画面では国内ミラーの ftp.jp.debian.org を選択すれば快適に利用できるようになると思います。
https://www.debian.or.jp/using/mirror.html#cdn 参照。
 
apt-setup_use_mirror_0.png
DVD-1.iso からインストールする場合、「いいえ」で構いません。「はい」を選択するとインターネット上から更新版をダウンロードできます。
 
tasksel_first_1.png
例のようにして希望のデスクトップ環境へ変更してください。既定は GNOME です。
 
grub-installer_choose_bootdev_0.png
 
grub-installer_only_debian_0.png
 
finish-install_reboot_in_progress_0.png
 
 

calamares を使ってインストールする場合

Calamares インストーラは Debian Live の起動直後の画面の一番初めに表示されるので、これを選択してください。Debian Live が完全に立ち上がった状態で、メニューまたはデスクトップにあるインストーラのアイコンをクリックすれば、インストールを開始できます。後者の場合は、インストールが完了する時点まで Debian Live 上で作業が継続でき、作成したファイルも保存可能というメリットがあります(下記のスクリーンショットもそのようにして記録しました)。
 
bullseys-install0.png
 
bullseye-install1.png
 
bullseye-install2.png
 
bullseye-install3.png
 
bullseye-install4.png
 
bullseye-install5.png
 
bullseye-install6.png
 
bullseye-install7.png
 

amd64-netinst.iso が起動しません (レガシー PC) (2022-07-31 追加) (2022-10-10 対処法追記)

システム起動に UEFI を組み込んでいない旧世代の PC では、たとえインストーラの最初のメニューが起動してもその後の Graphical install/Install メニューより 先に進まず、インストールが中断します。BIOS に対応させていないように思えますが、すべてのレガシー PC でこのエラーが発生するのかは不明です。 手元の PC では debian 11.0 - 11.4 までの netinst.iso のどれを使用してもインストール作業を行えませんでした。

ただしそのような場合においても、Calamares インストーラを採用した Debian Live を使うとインストールの続行が可能となるようです。

なお、UEFI を搭載したモダン PC では、Secure Boot の有効/無効に係わらず、次のメニュー画面が出てインストールが進行します。
Debian GNU/Linux UEFI
  Installer menu
※ 2022-10-10 対処法追記
上記の問題を回避する方法が判明したので紹介します。 これは根本的は解決策ではありません。amd64-netinst.iso の代わりに i386-netinst.iso を利用してください。i386 版はレガシーな Bios モードで インストーラーが起動するので、インストールが開始できるようになるのを確認しています。10年程度昔の古いパソコンは基本的に Bios モードに対応して いるのですが、メーカーによってはソフトウェア的に独自の変更を加えて UEFI にも対応させているように思えます。テストを行った Fujitsu FMV LIFEBOOK AH52/DA に おいて、実際に動作確認しています。

問題なのは、このテスト機が x64 (amd64) 版で d-i を使うとインストーラを実行できないのに calamares を使用すると実行可能だということ。そして Ferora や MX Linux の x64 版でも実行可能なことから、d-i に起因する不具合ではないかと疑っています。

標準の日本語入力とその変更方法について

Debian 11 iso-dvd には、Mozc + Anthy のみを標準で採用しています。
uim と組み合わせて使いたいときは、次の手順で Mozc 関連をすべて削除し uim anthy 一式をインストールすれば簡単に変更できます(入力方式が一個だけしかインストールされていないときは、切り替える必要がないのでそれがシステムで使う既定の入力方式に自動設定されます。)。

root@debian:/home/user# apt purge mozc*
root@debian:/home/user# apt autoremove
root@debian:/home/user# apt install uim-anthy kasumi uim-gtk2.0 uim-gtk3 uim-qt5 uim-xim uim-fep
この作業が済んだらいったんログオフし、再度ログインすると変更が自動的に反映されます。

一方、Debian 11 Live amd64-DVD-1.iso では複数の日本語入力方式が用意されているので、その中から自由に選択することができます。 Liveイメージには、かな漢字変換ソフトウェアとして Mozcが入っています。Anthy を使いたい場合は、Anthy を次のようにして追加インストールする必要があります。
# apt install uim-anthy
日本語入力は次の方式のどれかを選択します。
 Fcitx
 Ibus
 uim

入力方式の設定や変更は、デスクトップメニューまたはコマンドラインから im-config を用いて行います。

root アカウントがありません

Debian Live の ISO から Caramares インストーラーでインストールした場合は、標準で sudo を使います。root 自体は存在しますがアカウントが未設定なので、次のコマンドでアカウントのパスワードを設定してください。設定後は root アカウントが利用可能になります。

debian@user:~$ sudo passwd root
新しい パスワード:
新しい パスワードを再入力してください:
passwd: パスワードは正しく更新されました

sudo が使えないようにするには?

Debian Live 11 では sudo が標準でインストールされてしまうので、従来の Debian のようにユーザと root を使ったシステム管理に戻したい場合は、次の例のようにして設定を変更します。
特定のユーザに sudo 権限を与えないには、
$ su
Password: 
root@debian:/home/demo# deluser demo sudo
Removing user `demo' from group `sudo' ...
Done.

sudo コマンドそのものを使えなくするには sudo を削除します。
$ su
Password: 
root@debian:/home/demo# apt remove sudo
Reading package lists... Done
Building dependency tree... Done
Reading state information... Done
The following packages will be REMOVED:
  sudo
0 upgraded, 0 newly installed, 1 to remove and 0 not upgraded.
After this operation, 4,699 kB disk space will be freed.
Do you want to continue? [Y/n] y

デスクトップにゴミ箱がありません

Debian MATE の標準ではゴミ箱がありません。次のような方法で設定する必要があります。まず、端末から GSettings を使って設定する方法があります。 関連項目のページを見てください。
もう一つの方法としては mate-tweak パケージを追加インストールします。ただし依存するパッケージも多数インストールされます。

debian@user:~$ sudo apt install mate-tweak
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています... 完了       
状態情報を読み取っています... 完了       
以下の追加パッケージがインストールされます:
  gir1.2-notify-0.7 mate-indicator-applet mate-indicator-applet-common
  python3-psutil python3-setproctitle
提案パッケージ:
  compton ayatana-indicator-application | indicator-application
  ayatana-indicator-datetime | indicator-datetime ayatana-indicator-messages
  | indicator-messages ayatana-indicator-sound | indicator-sound
  ayatana-indicator-session | indicator-session ayatana-indicator-power
  | indicator-power python-psutil-doc
以下のパッケージが新たにインストールされます:
  gir1.2-notify-0.7 mate-indicator-applet mate-indicator-applet-common
  mate-tweak python3-psutil python3-setproctitle
アップグレード: 0 個、新規インストール: 6 個、削除: 0 個、保留: 0 個。
445 kB のアーカイブを取得する必要があります。
この操作後に追加で 3,092 kB のディスク容量が消費されます。
続行しますか? [Y/n]

インストール作業後には、MATE Tweak メニューより「ゴミ箱」や「コンピュータ」などを追加できるようになります。

Firefox に余分なロケールが大量にあって困ります (debian-live 2021.11.25)

Debian Live からインストールすると、標準で日本語以外に大量の外国語用ロケールがインストールされるので、更新時に余分な時間がかりディスクの空き 容量を圧迫します。次の手順で一括削除できます。削除後は、firefox-esr-l10n-ja を再インストールします。(libreoffice-help-* でも同じ問題が生じます。)
これはユーザーが意図していない状況なので、バグに当たると思われます。
debian@user:~$ sudo apt remove firefox-esr-l10n-*
 ( --- 途中省略 --- )
以下のパッケージが自動でインストールされましたが、もう必要とされていません:
  hunspell-gl-es hunspell-sv-se
これを削除するには 'sudo apt autoremove' を利用してください。
以下のパッケージは「削除」されます:
  firefox-esr-l10n-ar firefox-esr-l10n-ast firefox-esr-l10n-be firefox-esr-l10n-bg firefox-esr-l10n-bn firefox-esr-l10n-bs
  firefox-esr-l10n-ca firefox-esr-l10n-cs firefox-esr-l10n-cy firefox-esr-l10n-da firefox-esr-l10n-de firefox-esr-l10n-el
  firefox-esr-l10n-en-gb firefox-esr-l10n-eo firefox-esr-l10n-es-ar firefox-esr-l10n-es-cl firefox-esr-l10n-es-es
  firefox-esr-l10n-es-mx firefox-esr-l10n-et firefox-esr-l10n-eu firefox-esr-l10n-fa firefox-esr-l10n-fi firefox-esr-l10n-fr
  firefox-esr-l10n-ga-ie firefox-esr-l10n-gl firefox-esr-l10n-gu-in firefox-esr-l10n-he firefox-esr-l10n-hi-in firefox-esr-l10n-hr
  firefox-esr-l10n-hu firefox-esr-l10n-id firefox-esr-l10n-is firefox-esr-l10n-it firefox-esr-l10n-ja firefox-esr-l10n-kk
  firefox-esr-l10n-km firefox-esr-l10n-kn firefox-esr-l10n-ko firefox-esr-l10n-lt firefox-esr-l10n-lv firefox-esr-l10n-mk
  firefox-esr-l10n-mr firefox-esr-l10n-nb-no firefox-esr-l10n-ne-np firefox-esr-l10n-nl firefox-esr-l10n-nn-no firefox-esr-l10n-pa-in
  firefox-esr-l10n-pl firefox-esr-l10n-pt-br firefox-esr-l10n-pt-pt firefox-esr-l10n-ro firefox-esr-l10n-ru firefox-esr-l10n-si
  firefox-esr-l10n-sk firefox-esr-l10n-sl firefox-esr-l10n-sq firefox-esr-l10n-sr firefox-esr-l10n-sv-se firefox-esr-l10n-ta
  firefox-esr-l10n-te firefox-esr-l10n-th firefox-esr-l10n-tr firefox-esr-l10n-uk firefox-esr-l10n-vi firefox-esr-l10n-zh-cn
  firefox-esr-l10n-zh-tw
アップグレード: 0 個、新規インストール: 0 個、削除: 66 個、保留: 6 個。
この操作後に 45.9 MB のディスク容量が解放されます。
続行しますか? [Y/n]

削除後は、firefox-esr-l10n-ja を再インストールしてください。

debian@user:~$ sudo apt install firefox-esr-l10n-ja
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています... 完了       
状態情報を読み取っています... 完了       
以下のパッケージが自動でインストールされましたが、もう必要とされていません:
  hunspell-gl-es hunspell-sv-se
これを削除するには 'sudo apt autoremove' を利用してください。
以下のパッケージが新たにインストールされます:
  firefox-esr-l10n-ja
アップグレード: 0 個、新規インストール: 1 個、削除: 0 個、保留: 0 個。
599 kB のアーカイブを取得する必要があります。
この操作後に追加で 735 kB のディスク容量が消費されます。

LibreOffice に余分なロケールが大量にあって困ります (debian-live 2022.06.17) - Fixed

上記の項目と同しく、余分なパッケージがインストールされます。このバグは 2022.10.02 現在、修正済みです。
200MBをはるかに越えるサイズなので、ディスクを節約したり更新時にマシンに余分な負担をかけないようにするには削除が必要です。
root@user-abcd12efgh:/home/user# apt remove libreoffice-l10n-*
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています... 完了        
状態情報を読み取っています... 完了 
以下のパッケージが自動でインストールされましたが、もう必要とされていません:
  culmus fonts-beng fonts-beng-extra fonts-deva fonts-deva-extra fonts-gargi
  fonts-gujr fonts-gujr-extra fonts-guru fonts-guru-extra fonts-hosny-amiri
  fonts-hosny-thabit fonts-kalapi fonts-lohit-taml-classical fonts-mlym
  fonts-nakula fonts-sahadeva fonts-samyak-deva fonts-samyak-gujr
  fonts-samyak-mlym fonts-samyak-taml fonts-sarai fonts-sil-scheherazade
  fonts-smc fonts-smc-anjalioldlipi fonts-smc-chilanka fonts-smc-dyuthi
  fonts-smc-gayathri fonts-smc-karumbi fonts-smc-keraleeyam fonts-smc-manjari
  fonts-smc-meera fonts-smc-rachana fonts-smc-raghumalayalamsans
  fonts-smc-suruma fonts-smc-uroob fonts-taml fonts-telu fonts-telu-extra
  fonts-teluguvijayam fonts-yrsa-rasa libreoffice-help-common
  node-normalize.css
これを削除するには 'apt autoremove' を利用してください。
以下のパッケージは「削除」されます:
  libreoffice-help-ja libreoffice-l10n-ar libreoffice-l10n-ast
  libreoffice-l10n-be libreoffice-l10n-bg libreoffice-l10n-bn
  libreoffice-l10n-bs libreoffice-l10n-ca libreoffice-l10n-cs
  libreoffice-l10n-cy libreoffice-l10n-da libreoffice-l10n-de
  libreoffice-l10n-dz libreoffice-l10n-el libreoffice-l10n-en-gb
  libreoffice-l10n-en-za libreoffice-l10n-eo libreoffice-l10n-es
  libreoffice-l10n-et libreoffice-l10n-eu libreoffice-l10n-fa
  libreoffice-l10n-fi libreoffice-l10n-fr libreoffice-l10n-ga
  libreoffice-l10n-gl libreoffice-l10n-gu libreoffice-l10n-he
  libreoffice-l10n-hi libreoffice-l10n-hr libreoffice-l10n-hu
  libreoffice-l10n-id libreoffice-l10n-is libreoffice-l10n-it
  libreoffice-l10n-ja libreoffice-l10n-ka libreoffice-l10n-km
  libreoffice-l10n-ko libreoffice-l10n-lt libreoffice-l10n-lv
  libreoffice-l10n-mk libreoffice-l10n-ml libreoffice-l10n-mr
  libreoffice-l10n-nb libreoffice-l10n-ne libreoffice-l10n-nl
  libreoffice-l10n-nn libreoffice-l10n-pa-in libreoffice-l10n-pl
  libreoffice-l10n-pt libreoffice-l10n-pt-br libreoffice-l10n-ro
  libreoffice-l10n-ru libreoffice-l10n-si libreoffice-l10n-sk
  libreoffice-l10n-sl libreoffice-l10n-sr libreoffice-l10n-sv
  libreoffice-l10n-ta libreoffice-l10n-te libreoffice-l10n-th
  libreoffice-l10n-tr libreoffice-l10n-ug libreoffice-l10n-uk
  libreoffice-l10n-vi libreoffice-l10n-xh libreoffice-l10n-zh-cn
  libreoffice-l10n-zh-tw
アップグレード: 0 個、新規インストール: 0 個、削除: 67 個、保留: 0 個。
この操作後に 245 MB のディスク容量が解放されます。
続行しますか? [Y/n] 
ただし上記の手順で一括削除した場合、日本語ロケールも削除されてしまうので、再インストールする必要があります。
# apt install libreoffice-l10n-ja

Evolution を削除すると勝手に Thunderbird がインストールされる (debian-live 2022.09.30)

Evolution は電子メールや予定表の管理などを統合的に行えるアプリケーションです。 Cinnamon デスクトップ環境でこのアプリがインストールされているとき、削除しようとすると勝手に Thunderbird をインストールする という事態になることを確認しました。Thunderbird のインストールには約200MB以上の空き容量が必要となるので 気を付ける必要があります。 この問題が生じるには Evolution パッケージとのあいだに依存関係があるからです。アンインストール・ログ参照。

apt-key が廃止予定になりました

Debian ではこれまでパッケージの管理で apt-key を使っていましたが、非推奨(deprecated⁠)の扱いとなりました(*1)。リリースノートにも明記されています。したがって、将来的には廃止予定となり,2022年の半ばには削除さ れることになっています。今回リリースされた Debian 11 では apt-key が残されています。それ以降のリリースは特別な理由がない限り削除される見込みだということです(*2)。

 *1 https://salsa.debian.org/apt-team/apt/-/commit/ee284d5917d09649b68ff1632d44e892f290c52f
 *2 https://gihyo.jp/admin/serial/01/ubuntu-recipe/0675

起動時のスプラッシュ画面を変更するには? (debian-live)

debian live 11 では、グラフィカルなスプラッシュ画面で起動します(d-i を用いて従来のやり方でインストールした場合は変更ありません。以前のとおりテキスト画面を出力します)。したがって、debian 10 のときのようにスクリーンにテキストを出力しません。 /etc/default/grub ファイルを編集します。このスプラッシュの動作に係わっているのは Plymouth というプログラムです。

GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash...という記述の行をコメントします。
#GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash...
編集後 update-grub を実行すると/boot/grub/grub.cfgに自動的に設定が反映されます。あるいは直接下記のスプラッシュのオプションに書き換えても構いません。オプションによって、テキスト出力、黒い画面、スプラッシュ画面、のうちのどれかになります。

root@user-fmva52dawj:~# update-grub
Generating grub configuration file ...
Found background image: /usr/share/images/desktop-base/desktop-grub.png
Found linux image: /boot/vmlinuz-5.10.0-8-amd64
Found initrd image: /boot/initrd.img-5.10.0-8-amd64
done

スプラッシュのオプション:
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT=""
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet"
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash"
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="splash"
参照:
https://wiki.debian.org/plymouth
https://qastack.jp/ubuntu/248/how-can-i-show-or-hide-boot-messages-when-ubuntu-starts

参考までに、Red Hat 系のディストリビューションでは次のようになります:
CentOS 6 を起動時に下図進捗バーが表示されたら「→」キーか、「Esc」キーを押下します。
また、恒久的に起動時に詳細情報を表示させたい場合は、「/etc/grub.conf」ファイルを編集します。
上記の行の行末にある「rhgb quiet」を削除して保存します。
https://www.linuxmaster.jp/linux_skill/2012/10/centos6-1.html

ニュース記事 (外部リンク)

7 New Features in the Newly Released Debian 11 ‘Bullseye’ Linux Distro
 https://news.itsfoss.com/debian-11-feature/

Debian GNU/Linux 11 “Bullseye” Officially Released, This Is What’s New
 https://9to5linux.com/debian-gnu-linux-11-bullseye-officially-released-this-is-whats-new

Debian Edu 11 “Bullseye” Released as a Complete Linux Solution for Schools
 https://9to5linux.com/debian-edu-11-bullseye-released-as-a-complete-linux-solution-for-schools

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