Windows エミュレータ Wine / Crossover Linux に関するページです。
Wine とは、Linux上で動作する Windows エミュレーターのことです。
このソフトウェアの名称は、Wine Is Not an Emulator に由来しますが、これは単なる言葉遊びです。
商用ソフトウェアとして Crossover Linux もあり、試用版の入手が可能です。Crossover Office は商用ソフトウェアとして開発されているだけあって、より広範囲な Windows アプリケーションに対応しています。Windows Media Player に対応可能です。なお、Crossover Linux は、長らく知られてきた Crossover Office から名称変更されました。
Wine の最新版を利用したいときは、公式ウェブサイトから直接入手します。公式サイトでも、有名なディストリビューション専用にビルドされたパッケージを配布し ています。
Wine for Red Hat based distributions
http://www.winehq.com/site/download-rh
Fedora Core Red Hat Linux
Fedora Core 1, 2, 3 and 4, Red Hat Linux 7.3, 8.0 and 9, White Box
Enterprise Linux 3.0 (a RHEL 3.0 compatible) and CentOS 4 (a RHEL 4.0
compatible
SUSE binary and source .rpms for SUSE 9.0, 9.1, 9.2, 9.3, and 10.0
http://sourceforge.net/project/showfiles.php?group_id=6241&package_id=79444
Debian Sid (不安定版) / Ubuntu
http://www.winehq.com/site/download-deb
/etc/apt/sources.list' and then add the following lines to the end:
deb http://wine.sourceforge.net/apt/ binary/
deb-src http://wine.sourceforge.net/apt/ source/
# apt-get -s install wine
パッケージリストを読みこんでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています... 完了
以下の特別パッケージがインストールされます:
libxxf86dga1
提案パッケージ:
msttcorefonts wine-doc wine-utils binfmt-support
以下のパッケージが新たにインストールされます:
libxxf86dga1 wine
アップグレード: 0 個、新規インストール: 2 個、削除: 0 個、保留: 841 個。
Inst libxxf86dga1 (6.9.0.dfsg.1-2 Debian:unstable)
Inst wine (0.9.5-winehq-1 WineHQ APT Repository:unstable)
Conf libxxf86dga1 (6.9.0.dfsg.1-2 Debian:unstable)
Conf wine (0.9.5-winehq-1 WineHQ APT Repository:unstable)
※注意:これは Debian 3.1 (Sarge) 向けに用意されたパッケージではありません。したがって、apt-line で Sidセクションが有効でないと依存関係によりインストールできないだけでなく、Sarge にインストールすること自体推奨できません。
Wine/Centos4 に完全なインストール・ログがあります。
# apt-get -s install wine
パッケージリストを読みこんでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています... 完了
以下の特別パッケージがインストールされます:
libwine
提案パッケージ:
wine-doc libwine-print wine-utils msttcorefonts binfmt-support
以下のパッケージが新たにインストールされます:
libwine wine
アップグレード: 0 個、新規インストール: 2 個、削除: 0 個、保留: 0 個。
Inst libwine (0.0.20050310-1.1 Debian:3.1r1/stable)
Inst wine (0.0.20050310-1.1 Debian:3.1r1/stable)
Conf libwine (0.0.20050310-1.1 Debian:3.1r1/stable)
Conf wine (0.0.20050310-1.1 Debian:3.1r1/stable)
# apt-get install wine
パッケージリストを読みこんでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています... 完了
以下の特別パッケージがインストールされます:
libwine
提案パッケージ:
wine-doc libwine-print wine-utils msttcorefonts binfmt-support
以下のパッケージが新たにインストールされます:
libwine wine
アップグレード: 0 個、新規インストール: 2 個、削除: 0 個、保留: 0 個。
13.0MB のアーカイブを取得する必要があります。
展開後に追加で 44.0MB のディスク容量が消費されます。
続行しますか? [Y/n] y
取得:1 http://ftp.jp.debian.org stable/main libwine 0.0.20050310-1.1 [11.7MB]
取得:2 http://ftp.jp.debian.org stable/main wine 0.0.20050310-1.1 [1299kB]
13.0MB を 28s で取得しました (460kB/s)
パッケージを事前設定しています ...
未選択パッケージ libwine を選択しています。
(データベースを読み込んでいます... 現在 113159 個のファイルとディレクトリがイン ストールされています。)
(.../libwine_0.0.20050310-1.1_i386.deb から) libwine を展開しています...
未選択パッケージ wine を選択しています。
(.../wine_0.0.20050310-1.1_i386.deb から) wine を展開しています...
libwine (0.0.20050310-1.1) を設定しています ...
wine (0.0.20050310-1.1) を設定しています ...
# apt-cache show wine-utils
Package: wine-utils
Priority: optional
Section: otherosfs
Installed-Size: 3804
Maintainer: Ove Kaaven <ovek@arcticnet.no>
Architecture: i386
Source: wine
Version: 0.0.20050310-1.1
Replaces: libwine-dev (<< 0.0.20010216)
Depends: libwine (= 0.0.20050310-1.1), wine
Filename: pool/main/w/wine/wine-utils_0.0.20050310-1.1_i386.deb
Size: 1658978
MD5sum: a34a5d4c88c36d9b3445934a38873b84
Description: Windows Emulator (Utilities)
This is an ALPHA release of Wine, the MS-Windows emulator. This is still a developers release and many applications may still not work.
.
This package consists many of the utilities provided by wine, both for compiling source using winelib and for running wine. This package is not strictly necessary..Wine is often updated.
# apt-get install wine-utils
パッケージリストを読みこんでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています... 完了
以下のパッケージが新たにインストールされます:
wine-utils
アップグレード: 0 個、新規インストール: 1 個、削除: 0 個、保留: 0 個。
1659kB のアーカイブを取得する必要があります。
展開後に追加で 3895kB のディスク容量が消費されます。
取得:1 http://ftp.jp.debian.org stable/main wine-utils 0.0.20050310-1.1 [1659kB]1659kB を 3s で取得しました (420kB/s)
未選択パッケージ wine-utils を選択しています。
(データベースを読み込んでいます... 現在 113694 個のファイルとディレクトリがイン ストールされています。)
(.../wine-utils_0.0.20050310-1.1_i386.deb から) wine-utils を展開しています...
wine-utils (0.0.20050310-1.1) を設定しています ...(以下省略)
公式 Contribセクションには、winelib-0.3-1mdk.i586.rpm があります。
# urpmi wine
# apt-get install wine
サポート外の Windows アプリケーションを実行した場合、ファイルシステムの損傷が発生する可能性があります。
以下、"File System ChecK" ("File System Consistency checK") に関する情報。
「もしアンマウントせずに OS を終了した場合(例えば PC の電源をいきなり切ったとか)、次回の OS の起動時には自動的に fsck コマンドが実行されます。大抵の場合はこの自動実行される fsck がファイルシステムを修復しますが、たまに自動修復に失敗することもあります。
fsck を手動で実行する場合、たくさんの質問が聞かれますが、UNIX に精通していないと質問の意味が理解にしくいかもしれません。その場合 fsck -y で実行すると、全ての質問に yes と答えたことになります。」
fsck コマンドは、USB キーボード上からは実行できないかも知れません。
(Debian 3.1-Sarge で確認した限り、起動時ファイルシステムへの書き込みが可能となっていない状態では、USB
キーボードが使用不能となりました。PS/2 タイプのキーボードを接続し再起動することで回避できます。)
なお補足しておきますが、fsck
コマンドを正常に起動している状態のシステム上で実行することは、ファイルの破損を招く恐れがあるため十分注意する必要があります(システム運用上問題が
無ければ、fsck コマンドをあえて実行しないことを推奨します)。