CD/DVD 用の各種 iso イメージが用意されています。
debian-6.0.4-i386-CD-1.iso 以下複数枚
debian-6.0.4-i386-DVD-1.iso
debian-6.0.4-i386-netinst.isoただし、このインストール用イメージには、プロプライエタリなファームウェアが含まれないので、インストール時に無線LANカー ドが利用できなくなる恐れがあります。再配布が可能であるプロプライエタリなファームウェアを含んだ非公式なインストール用イメージも以下のとおり配布さ れるようになりました。
firmware-6.0.4-i386-netinst.isoこのページ以外にも DebianLinux-FAQ というページがあるので参照してください。
入手先:http://cdimage.debian.org/cdimage/unofficial/non-free/cd-including-firmware/
日本語環境を整えるには次の3枚の iso イメージが最低限必要です。
debian-6.0.4-i386-CD-1.iso
debian-6.0.4-i386-CD-2.iso
debian-6.0.4-i386-CD-3.iso
CD-1 はインストーラーを含む、インストール用の最も基本的な iso イメージです。CD-2 には、オフィススイート OpenOffice.org が含まれています。CD-3 は、Anthy、uim-Anthy、IPAfont、VLgothic といった、日本語入力環境の構築に必要な一連のパッケージを提供します。
「apt-get パッケージ管理ツールを使用すると、前回のリリースである Debian GNU/Linux 5.0 (コードネーム "lenny") から Debian GNU/Linux 6.0 へのアップグレードを、ほとんどの設定まで含めて自動的に行えます。これは aptitude パッケージ管理ツールを用いてもある程度は可能です。いつも通り、 Debian GNU/Linux システムでは、ダウンタイムを強制されることなく、たやすく、的確にアップグレードすることができるでしょう。しかしながら、発生する可能性がある問題 や、インストールとアップグレードについての詳しい説明について、 リリースノート および インストールガイド を参照することを強くお勧めします。リリースノートについては、リリースしてからの数週間でも改良が重ねられ、まだ翻訳されていない言語に翻訳される予定 です。」
具体的には、前回のリリース同様に以下の作業を行います。ただし、この手順はあらゆる状況で対応できるわけではないので、上述の通り公式マニュアル を事前に参照してください。
/etc/sources.list にある "lenny" を "squeeze" に変更します。
deb http://ftp.jp.debian.org/debian/ squeeze main contrib non-free
deb-src http://ftp.jp.debian.org/debian/ squeeze main
その後、以下のコマンドを順次実行します。
# apt-get update
# apt-get upgrade
# apt-get install udev
# apt-get dist-upgrade
Lenny からアップグレードした後の再起動時に GRUB 2 へアップグレードするかどうかを尋ねる次の画面が表示されます。
Chainload into GRUB 2
---------------------------------------------------------
When you have verified Grub 2 works, you can use this command to complete
the upgrade: upgrade-from-grub-legacy
---------------------------------------------------------
Debian GNU/linux, kernel 2.6.32-5-686
Debian GNU/linux, kernel 2.6.32-5-686 (single-user-mode)
Debian GNU/linux, kernel 2.6.26-2-686
Debian GNU/linux, kernel 2.6.26-2-686 (single-user-mode)
あなたのシステムが GRUB 2 で起動することを確認するには、矢印キーで画面先頭に表示される次のメニューを選択します。
Chainload into GRUB 2
その後、デスクトップが無事に立ち上がれば、GRUB 2 で起動することが確認できます。次のコマンドを実行して、GRUB 2 へアップグレードします。
# upgrade-from-grub-legacy
0
Installation finished. No error reported.
/usr/sbin/grub-setup: warn: Attempting to install GRUB to a partition instead of the MBR.
This is a BAD idea..
/usr/sbin/grub-setup: warn: Embedding is not possible. GRUB can only be installed
in this setup by using blocklists.
However, blocklists are UNRELIABLE and their use is discouraged..
Installation finished. No error reported.
Generating grub.cfg ...
Found background image: /usr/share/images/desktop-base/desktop-grub.png
Found linux image: /boot/vmlinuz-2.6.32-5-686
Found initrd image: /boot/initrd.img-2.6.32-5-686
Found linux image: /boot/vmlinuz-2.6.26-2-686
Found initrd image: /boot/initrd.img-2.6.26-2-686
done
GRUB Legacy has been removed, but its configuration files have been preserved,
since this script cannot determine if they contain valuable information.
If you would like to remove the configuration files as well, use the following command:
rm -f /boot/grub/menu.lst*
アップグレードの過程で、以前の設定が勝手に書き換えられたのが原因と考えられます。画面右下に言語入力のツールバーを復活させるには、次のコマン ドを実行するか、メニューよりシステム>設定>入力メソッド切換器を選択します。
$ im-switch
そして、次の項目を選び、OK ボタンを押します。
uim-toolbar
次回ログイン時以降、この設定が維持されるようになります。
何らかの原因で Flash Player のアップデートが完了していない場合には、次のコマンドを実行してください。
# update-flashplugin-nonfree --install
まず、こちらを参照してください:
Debian volatile replaced by new updates suite (February 15th, 2011)
実際には、/etc/apt/sources.list に次の記述を追加してください。
deb http://ftp.debian.org/debian squeeze-updates main
# apt-get install openoffice.org
次のように明示的にコマンドを指定します。
# apt-get install openoffice.org-writer openoffice.org-calc openoffice.org-base openoffice.org-l10n-ja
標準的なデスクトップ環境を選択した場合、uim-Anthy がインストールされます。
なお、/home/hoge/.xinput.d/ja_JP には、オプションの日本語設定が記述されます。ただし、Debian インストーラーによる標準的な作業を行った場合、この設定ファイルは作成されず空白のままとなりますが、uim-Anthy による日本語入力が可能となり、デスクトップ上端のパネルに uim システムトレイが表示されるようになります。
日本語入力時、uim ツールバーのメニューには、「手書き入力パッド」という項目が表示されますが、その機能は実際サポートされていません。従って、どうしても「手書き入力」 機能を希望するのなら、本家のソースコードを直接利用してインストールする以外方法はありません。
次のコマンドを実行し関連パッケージをインストールします。次回ログイン時より利用可能となります。これは、Debian Lenny の場合と同じです。
# apt-get install scim scim-anthy
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています
状態情報を読み取っています... 完了
以下の特別パッケージがインストールされます:
kasumi libscim8c2a scim-bridge-agent scim-bridge-client-gtk
scim-gtk2-immodule scim-modules-socket
提案パッケージ:
scim-uim scim-pinyin scim-hangul scim-chewing scim-m17n scim-prime scim-skk
scim-canna scim-tables-additional scim-tables-ja scim-tables-ko
scim-tables-zh scim-thai
以下のパッケージが新たにインストールされます:
kasumi libscim8c2a scim scim-anthy scim-bridge-agent scim-bridge-client-gtk
scim-gtk2-immodule scim-modules-socket
アップグレード: 0 個、新規インストール: 8 個、削除: 0 個、保留: 0 個。
1,931 kB のアーカイブを取得する必要があります。
この操作後に追加で 5,792 kB のディスク容量が消費されます。
続行しますか [Y/n]? y
Squeeze ではライセンス上、完全にフリーでは無く問題有るような firmware は、Linux カーネルには含まれないようになりました。そのため、無線LANカードによっては、次のパッケージを追加インストールする必要があります。
# apt-get install firmware-linux-nonfree
なお、完全にフリーな firmware についても、Linux カーネルには含まれず、firmware-linux-free パッケージとして別個に配付されることに変更されたので注意が要ります。