GNOME 3/ GNOME 40 に関する FAQ/Tips
- GNOME 3/ GNOME 40 デスクトップとは?(特徴 - リリースノート、レビューなど)
- GNOME ユーザー向けマニュアル集のページ
- デスクトップにアイコンやファイルを貼り付けられません。
- どうやったら GNOME クラッシック(Classic)へ切り替えられますか?
- GNOME パネル風 (GNOME Classic)でパネルにメニューが追加できません。
- 以前の GNOME デスクトップ(GNOME 2 のような外見)に戻せますか?
- GNOME フラッシュバック(Flashback)とは何ですか?
- GNOME Flashback と GNOME Classic とはどう違うのですか?
- GNOME 3 のホームフォルダの名前を英語に変更したい。
- デスクトップのパネルのアイコンを移動するには?
- デスクトップの表示(文字)を以前のように似せませんか?
- GNOME アプリケーションについてのこと
GNOME 3/ GNOME 40 デスクトップとは?(特徴 - リリースノート、レビューなど)
3.0 リリース・ノート:https://library.gnome.org/misc/release-notes/3.0/
3.2 リリース・ノート:https://library.gnome.org/misc/release-notes/3.2/
3.4 リリース・ノート:https://library.gnome.org/misc/release-notes/3.4/
3.6 リリース・ノート:https://library.gnome.org/misc/release-notes/3.6/
3.8 https://help.gnome.org/misc/release-notes/3.8/
3.10 https://help.gnome.org/misc/release-notes/3.10/
3.12 https://help.gnome.org/misc/release-notes/3.12/
3.14 https://help.gnome.org/misc/release-notes/3.14/
3.16 https://help.gnome.org/misc/release-notes/3.16/
3.18 https://help.gnome.org/misc/release-notes/3.18/
3.20 https://help.gnome.org/misc/release-notes/3.20/
3.22 https://help.gnome.org/misc/release-notes/3.22/
3.24 https://help.gnome.org/misc/release-notes/3.24/
3.26 https://help.gnome.org/misc/release-notes/3.26/
3.28 https://help.gnome.org/misc/release-notes/3.28/
3.30 https://help.gnome.org/misc/release-notes/3.30/
--- skip the rest ---
40.0 https://help.gnome.org/misc/release-notes/40.0/
これまで公開された利用可能なリリース・ノート一覧は、https://help.gnome.org/misc/release-notes/
というページにあります。
GNOME ユーザー向けマニュアル集のページ
GNOME Help (GNOME Library) というサイトにまとめられています。ユーザー向けの他、管理者や開発者用の文書類があります。
下記は日本語ページです。
https://help.gnome.org/index.html.ja
デスクトップにアイコンやファイルを貼り付けられません。
デフォルト(初期設定状態)では、この操作が行えないように設定されているからです。
デスクトップ上の画面に直接ショートカット用のアイコンや、フィルダ、ファイルを貼り付けることを可能とするには、次の設定変更を行いま
す。
[アクティビティ] > [アプリケーション] > [すべて] >
[高度な設定のカスタマイズ] よりデスクトップの操作を有効にするため、ボタンを [ON] にします。このカスタマイズは Tweak Tool (gnome-tweak-tool)
というパッケージが予めインストールされている必要があります。Debian の場合はバージョン10 (buster) 以降、このパッケージ名が gnome-tweaks へと変更されましたが、以前のパッケージ名も移行用としてサポートされています。
なお、RHEL 8 のクローンでは「GNOME Standard 環境のみが使用できる場合は、「gnome-shell-extension-desktop-icons パッケージをインストールする必要があります。」と説明されています
https://access.redhat.com/documentation/ja-jp/red_hat_enterprise_linux/8/html/ 。つまり RHEL 8 ではのデフォルトのデスクトップ環境は、GNOME Shell on Wayland をディスプレイサーバーとして使用した
GNOME Standard だからです。これは Debian Linux も同じです。以下のようにしてインストール可能です。
Debian 系 : $ apt install install gnome-tweaks gnome-shell-extension-desktop-icons
RHEL など : $ sudo yum install gnome-tweaks gnome-shell-extension-desktop-icons
どうやったら GNOME クラッシック(Classic)へ切り替えられますか?
ログイン時に画面の左下に表示される丸いマークをクリックし、その中の項目でシステムの「Default(デフォルト)」から
「GNOME Classic」 へ変更することで切り替え出来ます。
GNOME パネル風 (GNOME Classic)でパネルにメニューが追加できません。
画面上端の細長いバーにアイコン(クイック・ランチャー)を追加するには、ポインターをそこに置いて Alt
キーを押下しながらマウスを右クリックします。従来の GNOME バージョン2ではマウスの右クリック操作で新しいメニューの追加や削除が可能でしたが、GNOME 3
では操作方法が変更されています。
以前の GNOME デスクトップ(GNOME 2 のような外見)に戻せますか?
はい、可能です。全く同じような動作を保証するわけではありませんが、GNOME 2
バージョンと大変似た外見と操作性を持ったデスクトップ環境にすることができます。そのためには、「フラッシュバック」というモードに変更する必要があり
ます。フラッシュバックは、GNOME 3 のデフォルトのセッション(ログイン中の振る舞い)をGNOME 2
の外見と操作性に置き換えるためのオプションです。このオプションモードは当初、「フォールバック」という名称で開発が行われていましたが、事情により一
時中断し、2012年12月に「フラッシュバック」いう名称で開発が引き継がれることになった経緯があります。Debian と
Ubuntu では、独立した別個のセッションとして選択可能です。
ログイン画面の左下に表示されるマークをクリックし、システムのデフォルトから GNOME Flashback
Session を選択して設定を変更してください。ただし、この機能は GNOME Session Flashback
というパッケージに支援されているため、Linux ディストリビューションによっては GNOME
を最小構成でインストールすると利用できないことがあります。その時には、gnome-session-flashback
を追加インストールします。
GNOME フラッシュバック(Flashback)とは何ですか?
GNOME 3 デスクトップで以前の GNOME 2
のような外見と操作性を持ったセッションを実行するオプションです。複数のディストリビューションでは、フラッシュバック・セッションを利用できるように
するため、gnome-session-flashback を用意しています。このパッケージは、GNOME 3 環境で GNOME
フラッシュバック・セッションを利用可能とするためのコンポーネント(ソフトウェア一式)をインストールするためのものです。これをイン
ストールすることで、GDM(GNOME
ディスプレイ・マネージャ)のようなログイン管理ツールから、フラッシュバック・セッションを開始することが可能となります。フラッシュバック・セッショ
ンは、高性能なコンピュータでなくても動作します。
出典:https://packages.debian.org/stretch/gnome-session-flashback
参考: https://wiki.gnome.org/Projects/GnomeFlashback
というサイトには、 GNOME Flashback の開発に関する情報が掲載されています。
GNOME Flashback と GNOME Classic とはどう違うのですか?
デスクトップの外見と操作性の扱い方が根本的に異なります。Flashback モードは Gnome Panel や Gnome
Applets、Metacity をデフォルトで採用するので、以前の GNOME 2 に近い振る舞いをします。一方、Classic
モードはごく限られた一部分で外観や操作を変更するだけです。Classic モードのスタート・メニューは GNOME 2
と全く似ておらず、デスクトップ上で直接ファイルやフォルダを扱うような作業さえ出来ません。上記「GNOME
フラッシュバックとは何ですか?」という項目も併せて参照してください。
GNOME 3 のホームフォルダの名前を英語に変更したい。
GNOME 3
ではホームフォルダやその中に予め用意されている各種フォルダが、初期設定では日本語名になります。しかしファイルやシステムの管理をコマン
ドラインから も行う際、フォルダ名が英語の方が都合が良い場合が生じます。フォルダ名を英語に置換えるには、次の作業を行います。
$ LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update
表示されるダイアログで、「Don’t ask me this again」にチェックを入れて [Update Names]
を選択します。
参照サイト:http://blog.opensquare.jp/?p=1506
デスクトップのパネルのアイコンを移動するには?
移動したいアイコンにマウスのカーソルを合わせたら、Altキー +
右クリックでメニューが表示されますから、その中から「移動」を選択し、希望する場所へマウスでドラッグします。
デスクトップの表示(文字)を以前のように似せませんか?
GNOME 3 にバージョンが更新され、標準の設定が大幅に変更されました。デスクトップの表示もその1つで、標準で採用されたフォントは
Cantarell です。Cantarell というフォントは、GNOME 3
公開に合わせて開発されてきましたが、その採用については賛否両論がありました。Cantarell
では見辛いとか、どうしても違和感があるというのであれば、システムのフォント設定を変更した方が良いでしょう。設定変更は、[システムツール]
> [設定] > [高度な設定]
という画面から行えます。その中のフォントの項目で、デフォルトのフォントの種類やサイズを一括して変更できます。
Cantarell を Sans に変更するだけでも、かなり表示が違うので印象が変わります。以下は一例です。
設定項目 |
標準のフォント
|
変更後のフォント
|
フォントのサイズ
|
アプリケーション
|
Cantarell
|
Sans
|
11
|
ドキュメント
|
Cantarell |
Sans |
11
|
ウインドウのタイトル
|
Cantarell |
Sans Bold
|
11
|
固定幅のフォント
|
Cantarell |
Monospace
|
11
|
GNOME アプリケーションについてのこと
GNOME アプリケーションは、コアアプリケーションとその他のアプリケーションに大別できます。そのうち、コアアプリケーションとはその名のとおり、GNOME デスクトップで大切な役割を果たす重要なアプリ(あるいはアプリの一群)のことを指しています。
それぞれのアプリについての解説は、下記外部サイト参照。
https://wiki.gnome.org/Design/Apps
https://ja.wikipedia.org/wiki/GNOME_Core_Applications
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